住宅ローンについて

こんにちは、角野ブタ煮です!

新築住宅を購入する際、多くの方が住宅ローンを組むことでしょう。そこで気になるのが、

「毎月の返済額はいくらくらいになるのかな…」

「固定金利と変動金利って何が違うの?」

といった問題かと思います。最近は35年ローンが主流となり、返済は定年まで続くことが当たり前になっています。そうなると毎月の返済金額についても把握しておきたいところですよね。

そこで今回は住宅ローンの金利タイプ(2種類)と実際の返済シミュレーションについて、実体験をもとに解説していきます!

これから住宅を購入しようと考えている方の疑問を解消できたら幸いです。

 

固定金利のメリット・デメリット

固定金利とは名前の通り、返済を始めてから完了するまでの全期間(*一定期間のタイプもあり)金利が固定されているローンのことです。

そのため返済額も一定となります。メリットは、なんと言っても経済の影響を受けないで安定した返済をできる点ですね!

毎月の支出が一定であることは、気持ちとしても安心でしょう。実際公務員や医師など将来の収入が安定して見込める職業の方は、固定金利を選択する場合が多いようです。

逆にデメリットは、金利が高いという点です!

35年間金利を上げないことは金融機関にとってリスクを伴うわけですから、金利は変動金利よりも高くなる傾向にあります。

経済が安定していた頃は固定でも1%程度でしたが、ここ最近はコロナや国際紛争による物価上昇の影響もあり、約2%近くまで迫っております。

*2023年3月・住宅専門金融機関アルヒで1.96%

「そんな数パーセントで変わるの?」と思われる方も多いかもしれませんが、3000万円を35年間借りた場合、総返済額は金利1%なら約3557万円ですが、金利2%だと約4174万円で比べてみると約620万円の開きがあります。

それに合わせて毎月の返済額も変わるので、少しでも毎月の支出を抑えたい場合は、後述する変動金利をおすすめいたします!

固定金利は長期的に安定しているが、金利が高い(約1~2%)

変動金利のメリット・デメリット

変動金利の特徴は固定金利と異なり、金利が途中で変わるという点です。日本の市場金利が低い時は変動金利も低くなり、市場金利が上昇をすると変動金利も上がるという性質があります。

一番のメリットは、金利が低いということです!現在の固定金利が約1~2%なのに対して、変動金利は最安値のネット銀行で約0.3%、メガバンク(三井住友銀行など)で0.475%、地方銀行では約0.6%と、めちゃくちゃ低いです(笑)

そのため、毎月の返済金額を大幅に減らすことが期待できるでしょう!

逆にデメリットは、金利が上がってしまう可能性があるという点です。

ここ数年の日本は超低金利と言われており、変動金利一択という声も多かったですが、最近は少し変わり始めています。世界的な金利上昇の中で、日本だけ金利が低いと円安がさらに進んでしまうため、金利を見直す時期になっているわけです。

今後金利が上がるかどうか誰にもわかりません。ですが固定金利の初期設定が上昇している状況を見ると、変動金利も上がる可能性は十分にあると個人的には思います。固定金利と変動金利どちらにするかは慎重に選ぶことをおすすめします!

変動金利はめちゃくちゃ安いけど、金利が上がる可能性がある

団体信用生命保険について

金融機関でローンを組む際は、団体信用生命保険に入られる方がほとんどだと思います!

団体信用生命保険(略して団信)とは、ローンの契約者に万が一のことがあった時に、残りの返済額がゼロになるというものです。

基本的に契約者の死亡・高度障害で適用されますが、三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)や、就業不能が含まれるタイプの保険もあります。

住宅ローンはとっても高額なので、もしもの時に備え入っていた方が安心ですね!

しかし、団体信用生命保険に入るとなると、その分金利が上乗せされることが一般的です。また、保険が充実する程金利も上がるので注意しなくてはなりません。

具体的にどのくらい金利が上がるかは金融機関や保険内容によりますが、約0.1~0.3%は上がると考えておきましょう。

ただ金融機関によっては、住宅ローン金利の中に既に団信の金利が含まれている場合もあります。予めよく確認しておくことをおすすめします!

団体信用生命保険に入ると、金利が追加で+0.1~0.3%程度かかる

実際の返済シミュレーション

ここまで固定金利と変動金利のそれぞれの特徴を見てきましたが、それでは実際に毎月どれくらいの返済額になるのでしょうか?

借りる金額・年数・金利によって異なりますが、ここでは僕達の返済シミュレーションを例として載せていきましょう(笑)

ちなみにSUUMO等でもシミュレーションできます。

僕達の場合、3700万円の家を自己資金700万円・住宅ローン3000万円で買いました!最初はネット銀行やメガバンクなどに審査をお願いしたのですが、家族経営ということもあり審査が通らず…

結局地方銀行にお願いしてローンが通りました。そして借入3000万円・元利均等35年(団信含)で提示されたのが、

 

固定金利1.4%・変動金利0.7%です!※2022年春頃  

固定金利1.4%だと…

3000万円借りて、総返済額が3796万4640円

35年(420ヶ月)で割ると毎月90,392円

変動金利0.7%だと…

3000万円借りて、総返済額が3383万3520円

35年(420ヶ月)で割ると毎月80,556円

 

一見すると毎月の返済は1万円程しか変わらないように思えますが、これが420ヶ月となると車が1台買えてしまいますね!

単純に考えれば変動金利が魅力的に感じる一方、僕達は悩みました。なぜなら2022年の春頃はウクライナ紛争が始まり経済的不安が一番大きい時期だったからです。結果として僕達は安心するために固定金利にしました…!

固定金利・変動金利どちらが正しいという答えはありませんが、僕は未だ「変動金利にしておけば良かったかも~」と嘆いたり、上がる金利を見ては「固定金利にしてよかったぁ!」と喜んだり、一喜一憂しています(笑)

終わりに-

ということで今回は住宅ローンの仕組みについて深堀りしていきました!

基本的に低金利でローンを組む方が得ですが、日々情勢は変化しているので悩ましい所です。

またネット銀行は窓口がなく、審査や書類の対応が遅れる事があったり、メガバンクはローン審査が厳しかったりと、実務上の問題も生じ得ますのでご注意ください!

↑審査が通らず妬んでいる(笑)

35年後の未来は誰にもわからないので、ご自身の職業や性格に合わせて選ぶのが一番ですね♫

読んで下さる方が納得いく選択をできますよう、陰ながら願っております。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

 

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